相手に球を投げる際にボールが指からすっぽ抜けてしまったことはありませんか?なぜこのようなことになってしまうのか。原因としては、
- 体の開くタイミング
- 速球の意識
- 疲労
この3つに原因があります。
体の開くタイミング
早い段階で体が開いてしまうとすっぽ抜けやすくなってしまいます。例えば右打者のアウトコースに投げようとした時、右投手の場合は角度をつける為にプレートの右側に足を置いて投げる人がいると思いますが、その際に左肩を開いて投げてしまう場合が多いのです。
速球の意識
速球を意識してしまうと、上半身の開きにチカラが加わり体は開きやすくなります。体が開くことで利き腕が体の中心から離れてしまいます。体の中心から腕が遠い位置にあるとチカラが伝わりにくく右側でボールが離れてしまう為、ボールがすっぽ抜けてしまうのです。ですので右打者へのアウトコースに投げる場合はプレートの右端に足をかけてなるべく打者の右方向に投げることを意識すると体は開かず、すっぽ抜けることも少なくなります。
疲労
最後にもう一つ考えられるのは、”疲労感”から来るすっぽ抜けです。試合中盤になってくると投球数も増えてきて腕が疲れてしまい、引き上げることができずにすっぽ抜けてしまいます。この場合は投球フォームが崩れてきているので腕がしっかりと引き上がっているかを意識して投げましょう。
それでも直らない場合
無理してアウトコースに投げても不安定でチカラのこもっていないボールになってしまうので、プレートの足をかける位置を右端ではなく左寄り(一塁側)にずらして角度をあまりつけず外側へチカラを意識するように投げるのが良いと思います。
https://www.bastiancontrari.com/pitching4.html