正しいスイングとは?
正しいスイングさえ身に付けてしまえばバッティング技術は飛躍的に向上します。昔からダウンスイングが理想と言われていましたが、近年ではレベルスイングが良いとされています。それぞれがメリットやデメリットがあるのでご紹介していきます。
ダウンスイング
ダウンスイングとはバットを振り下ろすようにしてスイングするスタイルです。このダウンスイングにはいくつかメリットやデメリットがあります。
<メリット>
- ミートポイントに対して最短距離でバットが出る
- ゴロを転がしやすい
- ボールの芯より少し下を捉えられるバットの接地面積が広いため打球にバックスピンをかけやすく打球が飛ぶ
バットを上から振り下ろすことで重力というチカラを最大限活用することができるので、チカラのない小学生でもある程度のチカラをボールに伝えることができる。
<デメリット>
- 軟式球の場合ボールが潰れて弱い打球になりやすい
- ボールをとらえるポイントが少ないので空振りしやすい
- 打球に角度を付けにくいので長打が打ちにくい
レベルスイング
レベルスイングは、ピッチャーが投げるボールの軌道に対してスイングの軌道が水平になるようなスイングです。こちらもメリットとデメリットを紹介します。
<メリット>
- 変化球に対応しやすい
- ボールの芯に当たりやすい
- ボールを線で捉えるので空振りしにくい
- 鋭いライナー性の打球が飛びやすい
<デメリット>
- 習得するのが難しい
- 正しく練習をしないとドアスイングになってしまう
レベルスイングに関しては、習得するのが難しいと言われていますが正しい方法で習得さえしてしまえば基本的にはメリットしかないと思います。
インパクトの形
インパクトとは、バットでボールを捉える瞬間のことを言います。ここで大事なのはインパクトの形です。イチロー選手のように “美しいインパクトの形” になると最後の最後までボールをよく見ることができます。では、具体的に “美しいインパクトの形” とはどのようなことを言うのでしょうか?インパクトには2つのポイントがあります。
①インパクトの瞬間にバットより後ろにカラダを残す
インパクトの瞬間カラダを、ボールを捉えたバットよりも前に出さないことが重要になってきます。カラダを残すことで頭も残り、インパクトの瞬間までしっかりとボールを目で捉えることができるのです。
②インパクトの瞬間まで顔を残す
1つ目のようにいくらカラダを残すことができたとしても顔が残らなければインパクトの瞬間までボールを捉えることができません。しっかりと顔を残してインパクトのポイントに顔を向けて見ることが重要です。よくコーチや監督が「ボールをよく見ろ!」と指導しているのは、このインパクトの形のことを言っているのです。
このように、正しい練習方法を毎日積み重ねていくことでバッティング技術もアップします。