ピッチング

打ちにくい投手になる方法

試合中にベンチから相手ピッチャーの投球を見ていて

「このピッチャーそんなに球が速くないから打ちやすそうだな」

と思っていざバッターボックスに立ってみると

「あれ!?なんだか速く感じて打ちづらいぞ!」

と感じたことはありませんか?

実際の速度より速く感じるのは、バッターの手元で「グンッ!」と伸びているからなのです。

「でもそんな球どうやって投げるの?」

「誰でも投げれる訳じゃないでしょ?」

と思ってませんか?ある投げ方をすれば、まだ球速の遅い少年野球のピッチャーでも投げれるようになります。

どうすれば打ちにくい球を投げられるの?

では、どのようにすれば打ちにくい球を投げられるのか。それは2つのことを実践してみてください。

  1. バッターから見えないようにボールを投げる
  2. コースの投げ分け方

バッターから見えないようにボールを投げる

バッターから見えないようにボールを投げるというのは、なるべく腕を隠しながらコンパクトなフォームで投げることを意識します。そうするとバッターはボールの出所が見えづらくタイミングが合わせにくくなるのです。

詳しくは打ちにくい投手に関する記事も合わせて読んでみてください。

球の速度が遅いピッチャーでもボールを隠すことで体感速度をアップさせ、誰でも「打ちにくいピッチャー」になることができるます。

コースの投げ分け方

ただ単純にコントロール良く投げ分ければいいのではなく、バッターにバレないように投げ分けなければなりません。バッターにバレないように投げ分けるためには内角と外角のどちらも、同じフォームで投げ分けることが大事になります。

投げるコースによってフォームが変わってしまうと、それだけでバッターにバレて打たれやすくなってしまいますからね。

悪い例として私が当時やっていた方法は、外角と内角を投げ分ける際に、プレートの位置で投げ分けていました。マウントのプレートの右側から外角に投げると角度の効いたボールが投げられるので、打ちづらいコースに投げられるのですが、内角に投げる際にプレートの左から投げていては、プレートの踏む位置でバッターにどこに投げるかバレてしまいます。

なので、もしもプレートの右側を使って投げるのであれば、いちいちプレートの位置を変えずに投げ分ける必要があります。ではどのようにして投げ分けるのか。

投げ分けるコツとは

ちょっと難しいことを言っているように感じるかもしれませんが簡単なことです。投げる際に、フォームは変えずに少しだけ「左肩」を入れて投げ分けるのです。

右投げの人の場合は、内角に投げる際にインコースのライン上に「左肩」をあわせて投げるイメージです。ここでのポイントは“踏み出す足の角度”になります。

もちろん踏み出す足は内角と外角どちらの場合も同じ形にしなければ意味がありません。
内角に投げる時にクロス、外角に投げる場合は開いてしまうと、バッターにバレますから
注意してくださいね。

打ちにくい球を投げる練習方法はこちら