基礎知識

柔軟の重要性

野球に限らずスポーツは筋力トレーニングと同じぐらい大事なことがあります。

それは、“体の柔軟性” です。

柔軟運動は間違った方法や、やりすぎは良くないと言われていますが「力は柔軟性から生まれる」と言われるほど重要とされています。

体が柔らかいことのメリットとは何か?

瞬発力がアップする

ケガが少なくなる

可動域が広くなる

この3つのメリットは、プレーをする際に非常に重要になってきますので順番に説明していきます。

瞬発力がアップする

瞬発力で大事なのは、程よく力を抜くことにあります。筋力を付けることで力を入れる事は簡単にできるのですが、体全体に力が入ってしまい抜く方が上手くいきません。

柔軟性が無く体が硬い人だとギクシャクした動きになってしまいます。体を柔らかい状態にしておき、程よく体の力が抜けていれば何事にも瞬時に対応することができるのです。

ケガが少なくなる

このことはご存知の人も多いと思います。筋肉が硬い状態で激しい運動をしてしまうと、関節や靭帯を切ったり痛めたりしてしまう可能性があります。

練習を始める前には準備運動の他に柔軟体操もしっかり行って筋肉を程よくほぐしてあげることが怪我の予防になるのです。

可動域が広くなる

体が柔らかければ、無理な体勢にも対応することができて捕球できる幅も広がってきます。内野手は特に腰を落として低い姿勢での捕球が求められますから股関節の柔軟性も必要となってきます。

それに力を効率よく出す為には、体のしなりが大切です。ピッチャーの腕の使い方であったり、バッティングのフォロースルーは柔軟性から生まれているのです。

これらのことから、柔軟性というのは非常に大切であることが言えます。ただ、注意していただきたいのは無理な柔軟運動は避けてください!急に伸ばしたり負担を掛けてしまうと逆にケガの原因になってしまうので、徐々にゆっくりとやっていくことをオススメします。